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1.プロジェクトマネジメントの基本 / 1-5.リスク管理の基本 / 1-5-1.リスク管理の基本的なアプローチ
リスクとは、未来に起こり得る不確実な出来事であり、それがプロジェクトに影響を及ぼす可能性を持っています。リスクが実際に発生した場合、プロジェクトの進行や成果に悪影響を与えることがあります。しかし、プロジェクトにおけるリスク管理とは、すべての可能性を予測して対処することではなく、プロジェクトの進行に直接的に影響を与えるリスクに焦点を当て、それらを管理することです。
一般的に「リスク」とは、危険や損失を伴う可能性がある出来事を指しますが、プロジェクトマネジメントにおけるリスクは少し異なります。プロジェクトマネジメントにおいて重要なリスクは、プロジェクトの目標達成に対する障害となるリスクです。たとえば、スケジュールの遅延、予算の超過、品質の低下、リソース不足、ステークホルダーとの対立など、プロジェクトの進行に支障をきたすリスクが挙げられます。
一方で、自然災害(台風や地震など)や不測の事態(停電、システム障害など)は、PMが直接管理すべきリスクではなく、プロジェクトオーナーや組織全体が対応すべき範囲です。PMが対応するべきリスクは、あくまで「プロジェクトの進行に影響を与えるリスク」に限られます。
PMが管理すべきリスクは、プロジェクトの実行における不確実性から生じる問題であり、以下のような要素に関わるものです:
スケジュールリスク:納期遅延を引き起こす要因(リソース不足、依存関係の問題、予期しない変更など)。
これらのリスクは、PMが積極的に管理し、プロジェクトの目標を達成するために対策を講じるべき重要なリスクです。
リスク管理の目的は、プロジェクトの成功を支障なく進めるためにリスクを最小化し、発生したリスクに対して適切に対応することです。以下のアプローチを取り入れることが、PMに求められます。
これらのプロセスを通じて、PMはプロジェクトの進行を妨げるリスクを管理し、プロジェクトが予定通り、かつ成果物の品質を保ったままで完了することを目指します。
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