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5.リーダーシップとソフトスキル / 5-2.効果的なコミュニケーション手法 / 5-2-1. 非言語コミュニケーションの活用
あるシステム開発プロジェクトでは、進捗が遅れ始めていたにもかかわらず、会議でメンバーが直接的な問題を指摘せず、表面上は順調な様子を装う場面が目立ちました。リーダーが詳細を尋ねても、「特に問題はない」という回答ばかり。しかし、リーダーはメンバーの表情や態度に微妙な違和感を覚え、非言語的なサインに注目しました。
例えば、あるエンジニアが進捗報告をする際に目を合わせなかったり、報告内容が曖昧になる場面が増えていました。リーダーはこのメンバーに後で個別に声をかけ、「何か気になっていることがあれば教えてほしい」と丁寧に質問。その結果、技術的な壁にぶつかっていることや、同僚との役割分担に関する不満が明らかになりました。
これを受け、リーダーは次の手を打ちました:
メンバーが抱えていた不満が解消され、プロジェクトは再び軌道に乗りました。非言語的なサインを読み取り、適切に対応することで、早期に問題を解決し、チームの信頼関係を強化することができたのです。
コミュニケーション手段で、議論されるのは、言語を用いたコミュニケーションと非言語を用いたコミュニケーションです。ジェスチャー、笑顔、などを用いることですが、他にも「多くの情報を正しく正確に伝える」という観点では、PMツールも、コミュニケーションツールのひとつと言えます。
コミュニケーション計画では、会議体や方法(メール、グループウェア、リモート会議ツールなど)をまず決めますが、それは仕事の進め方であって、「メンバーがワンチームになるための方法」とは言えません。 メンバーが変われば当然コミュニケーションの方法も変わります。いろいろな方法で、仲間意識を高めて早期にチーム力が発揮できる体制を作り上げることが大切です。
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