プロジェクト・プロジェクトマネジメント 学び舎 プロジェクト・
プロジェクトマネジメント 学び舎

7.ソフトウェア開発の知識 / 7-1.構造化プログラミングとモジュール化設計 / 7-1-2.モジュール化設計による作業効率の向上

---

モジュール化設計とは、プログラムを独立した部品（モジュール）に分割する手法を指します。このアプローチにより、以下の利点が得られます。

メリット

1.再利用性の向上

　モジュールを他のプロジェクトや異なる部分で使い回せます。例えば、認証やデータベース接続モジュールなどの共通機能を複数のプロジェクトで活用できます。

2.保守性の向上

　問題が発生した場合、該当するモジュールのみを修正すればよいので、トラブルシューティングが効率的です。

3.分担作業の促進

　チームメンバーが異なるモジュールを同時に開発できるため、作業が並行して進行します。

設計のポイント

モジュール間の依存性を最小限に抑える

モジュールが独立して動作できるように設計します。これにより、変更が他の部分に波及するリスクを軽減できます。

明確なインターフェースを定義する

モジュール間のデータのやり取り方法を明確にすることで、誤解を防ぎます。

疎結合・高凝集を目指す

各モジュールが単一の目的に特化し、他のモジュールと極力独立して動作することが理想です。